エアーコンバット

実機について

"Condition Red!Condition Red!"

1993年、ナムコから登場したフライトシューティングゲーム。
新型基板「SYSTEM21」によるフルポリゴンで表示された、当時としてはリアルな3Dグラフィックと自由度の高さが特徴。
デラックス筐体はF-16戦闘機のコクピットを模した造形になっている。
登場する航空機も全て実在する機体がモデル。自機に搭載されている武器の使用量も制限があり、
作戦中の味方機との無線交信がある等、演出面も徹底したリアル志向である。

ゲームレベルを初級・中級・上級から選択。
出撃後、制限時間内までに画面に現われる敵機を機関砲やミサイルで攻撃し、全機撃墜して基地へ帰還するのが目的。
コクピットの操縦桿には機関砲発射のトリガーとミサイルボタンが装備されている。
左側には速度調整用のスロットルレバーがある。
ミサイルは一撃で敵機を葬る事も可能だが、チャフ(妨害用アルミ箔)を放出して回避されたり、
弾数制限もあるため無闇に使用出来ない。
機関砲は狙いが付け難く、数発当てなければ撃墜出来ないがスコアが高い。
出現する敵を全て撃墜するとゲームクリア。クリア後にリザルト画面が表示され、
撃墜する際に使用した武器によってスコアが変動する。
(上述のように、機関砲での撃墜がスコアが高い)

1994年に新型基板「SYSTEM SUPER22」を搭載し、内容・グラフィックを改善した「エアーコンバット22」が登場。
これを家庭用ゲーム機「プレイステーション」にアレンジ移植されたのが、後の人気作品「エースコンバット」であり、
現在も尚シリーズ化されている。

作品について モニター部分は普通のプラ箱なので、いつもの様にプラ板でサラッと組み立て。
一番の問題と言うか、この筐体のメインとも言えるコクピット部分でしょう。
メタルホーク」と同じく大半はスチレンボードの切削ですが、シートの裏側の複雑なモールドは
穴を開けたプラ板や鉄道模型のパーツを貼り付けて表現しています。
それでも実物とかなり異なりますが、何も手を付けないよりはマシかな?
もう一つの難問であるモニター部分横のイラストは当初、省略しようかと悩みましたが試行錯誤した結果、
ウィンドゥズのペイントでの手描きと、別のペイントソフトで色々と工夫して何とか解決しました。
特に個人的に自慢したいのがF-16戦闘機の三面図で、我ながら良く描けたなぁと自画自賛(笑)
今回の作品の完成によって、今後同じ様な筐体のミニチュア製作に弾みがつきそうです♪

戯言 「メタルホーク」に続いて大好きなナムコの大型筐体ゲームでした。
当時はコレと「ギャラクシアン3」目当てに、難波にあったゲームセンター「プラボ千日前」にほぼ毎週出掛けてました。
この店の筐体はデラックス筐体でして、リアルなコクピットの質感と大画面で世界観に没入出来ました。
当然ゲーム内容もお気に入りですが、実はゲーム前半のBGMも大好きな曲でして、
この曲を聞きたさに制限時間ギリギリまで粘って敵機を撃墜したりしてました(笑)
初級はホントに簡単で、上級モードでもスムーズに進めば僅か7〜8分くらいで終わっちゃいますが、
この手のゲームが苦手な人でも、気軽にエースパイロット気分が味わえる絶妙な難易度です。
元々、3Dシューティングは大好きなジャンルの一つで(超ヘタですが)、
実質的な家庭用移植作の「エースコンバット」も、初代と2は実際にプレイしてクリアしました。
しかし、それ以降のシリーズはSFチックな内容が個人的に向かず、残念ながら未プレイです。


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